CD・DVD・BDドライブの選び方

CD・DVD・BDドライブ選びの流れは、以下の通りです:

  1. DVDドライブかBDドライブか、を決める
  2. 同梱される付属ソフトをチェックする

以下、順を追って説明します。

光学ドライブとしてのCD/DVD/BDドライブ

光学ドライブとは、CD/DVD/BDなどの光学ディスクを読み書きする装置のこと。OSやアプリケーションのインストール、各種データの保存(光学メディアへの書き込み)、音楽CD・DVDビデオ・BDビデオの再生などに利用します。

現在では、CDのみ対応のドライブはありません。DVDドライブまたなBDドライブが販売されています(DVD・BDドライブとも、CDに対応しています)。

※CD=Compact Disc、DVD=Digital Versatile Disc、BD=Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)の略。

光学ドライブの種類とサイズ

光学ドライブには「内蔵型」と「外付け型」があります。自作パソコンでは「内蔵型」を利用するのが一般的です(サイズは5インチ形状)。

※ちなみに内蔵型には、ノートパソコン用の「スリムタイプ」のドライブもあります。デスクトップ型のPCケースには収納不可なので、ご注意を。

マザーボードとの接続は「SATA」

現在、内蔵型の光学ドライブをマザーボードに接続する規格(インターフェース)は、「SATA接続」が標準です。

このため、使用しているCD・DVDドライブの流用を考えている場合は、「SATA接続のドライブ」か「ATAPI接続のドライブ」か、確認しましょう。

古いCD・DVDドライブの場合、SATA以前の接続規格である「ATAPI接続」の可能性があります。そして最新のマザーボードでは、「ATAPI接続」に対応していない(省略されている)場合が多いと思います。

一方、外付け型の光学ドライブは、USB2.0またはUSB3.0で接続します。

主なメーカー

内蔵型の光学ドライブについては、BDドライブの主なメーカーは、LGエレクトロニクス、Pioneer(パイオニア)。その他、DVDドライブがASUS、LITEON、Samsung、東芝サムスンなどから販売されています。

一方、外付け型の光学ドライブの主なメーカーは、バッファロー(BUFFALO)、パイオニア(Pioneer)、IODATA(アイ・オー・データ)、ロジテック(Logitec)などがあります。

1)DVDドライブかBDドライブか、を決める

予算をできる限り安く抑えたい場合は「DVDドライブ」、ブルーレイ対応を望むなら「BDドライブ」または「BDXL対応ドライブ」がオススメです。

内蔵型の光学ドライブの製品としては現在、以下の3つがあります。

光学ドライブ製品の種類
  • DVDスーパーマルチドライブ(CD/DVDメディアの読み書きに対応)
  • BDドライブ(CD/DVD/BDの読み書きに対応。BDXLの読み書きは不可)
  • BDXL対応ドライブ(現在の全ての光学メディアの読み書きに対応)

DVDドライブの場合、かなり安く購入できます(2,000円前後)。製品による性能差はほとんどなくなっています。

BDドライブの場合、BDXL対応の製品かどうかで費用が異なります(6,500~25,000円ぐらいと、幅が大きい)。BDXL対応モデルのほうが価格が高めです。

また、ボディにディスクの共振を抑える仕組みや、ノイズを低減する構造などを採用している製品の場合、より高額となります(LGエレクトロニクスより、パイオニアのBDドライブが高めなのは、このためです)。

2)同梱される付属ソフトをチェックする

ハードだけでなく、付属ソフトも確認・チェックポイントです。ビデオ再生ソフト、ライティング・編集ソフトなど、付属ソフトの有無をチェック。Windows 標準機能よりも高機能で、光学メディアのコピー機能を備えたソフトが付属しているか? など。

同じ価格帯の光学ドライブで迷ったら、付属ソフトの比較をしてみましょう。

※ただし「体験版」の場合もあるので、ご注意を。

「外付け型」光学ドライブを選ぶのも、1つの方法

自作パソコンでは「内蔵型」を選ぶのが基本です。しかし、「外付け型」の光学ドライブを選ぶのも1つの方法。その理由は、光学式ドライブを内蔵しないノートPCと兼用できるといったメリットもあるから。光学ドライブの使用状況・使用頻度によっては、「外付け型」を検討してみるのもよいでしょう。

リテール品とバルク品について

製品によっては、リテール品(BOX品)とバルク品があります。

CDやDVD・BDにデータを書き込む(保存する)ためには、専用のソフト(ライティングソフト)が必要です。リテール品(箱入り・メーカー保証付き商品)の場合、こうしたソフトがたいてい付属しています(いわゆる「バンドルソフト」)。

しかし、いわゆるバルク品(簡易包装品・メーカー保証なし・ショップ保証あり)の場合、ライティングソフトがついていない場合があります(注:最近は、付属している場合も多いようです)。

データ書込用ソフトを持っていない場合は、ソフトが付属しているリテール品を購入するとよいでしょう。もちろん、バルク品でもソフトが付属していることを確認できれば、そちらを購入してもよいでしょう。

【参考】主要な光学メディアの種類一覧

現在の主要な光学メディアは以下の通りです。

CDメディア
CD-ROM(読み込みのみ)、CD-R(1回のみ書き込み)、CD-RW(書き換え可能)
DVDメディア
DVD-ROM(読み込みのみ)、DVD-R・DVD-R DL・DVD+R・DVD+R DL(以上、1回のみ書き込み)、DVD-RW・DVD+RW・DVD-RAM(以上、書き換え可能)
BDメディア
BD-ROM(読み込みのみ)、BD-R・BD-R LTH・BD-R DL・BD-R XL(3層/4層)(以上、1回のみ書き込み)、BD-RE・BD-RE DL・BD-RE XL(以上、書き換え可能)

では次は、「PCケースの選び方」です。

参考ページ:CD・DVD・BDドライブの人気ランキングページ

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