自作PCの予算の目安と見積もりの例
このページでは自作PCの予算の目安と見積もりの例について、まとめています。自作PCの組み立てにはどのくらい費用がかかるのか? 「標準的な自作PC」、「静音PC」、「超ゲーミングPC」の3つの見積もり例で、自作PCの予算の目安およびパーツ構成を紹介しています。
自作PCの予算(見積もり):3つの例
自作PCの予算の目安、すなわち自作PCの組み立てにはどのくらい費用がかかるのか? 以下では、自作PCムック『PC自作・チューンナップ虎の巻 二〇一六 (インプレスムック)』を参考に、「標準的な自作PC」、「静音PC」、「超ゲーミングPC」の3つの作例で、自作PCの予算の目安およびパーツ構成をまとめてみました。
あらかじめ結論を言うと、自作PCの予算見積もりについては、「おおよそ標準的なパーツ構成の自作PCで約10万円」、「高性能なPCパーツを多く組み込んだ自作ゲーミングPCで約20~30万円」と考えておくのが良いと、個人的には思います。
ただし、CPUやマザーボードなど各パーツのグレードを下げるなどパーツ構成の工夫によっては、自作PCの予算を約5万円で……ということも可能と思います。以下の見積もり例は、ひとつ目安・参考として見ていただければ幸いです。
なお見積もり例には、HDDや光学ドライブ(DVD・ブルーレイドライブなど)が含まれてない例もあります。実際には、こうしたパーツも追加したほうが良いと思います。したがって、あと1~3万円ほど予算の追加を見積もっておくことをオススメします。
また以下で紹介する自作PCの予算は、基本的に「PC本体のみ」を見積もった内容です。PC用の液晶モニター(ディスプレイ)やキーボード・マウス・スピーカーなどは含んでいません。あらかじめご了承ください。
1)「標準的な自作PC」の予算見積もりおよびパーツ構成
- CPU……約25,000円
- マザーボード……約12,000円
- メモリ……約6,000円
- SSD……約12,000円
- 光学ドライブ(BD)……約6,000円
- PCケース……約16,000円
- 電源ユニット……約6,000円
- CPUクーラー……約3,500円
- 合計……約86,500円
※参考:『PC自作・チューンナップ虎の巻 二〇一六 (インプレスムック)』 P342より
2)「静音PC」の予算見積もりおよびパーツ構成
- CPU……約34,000円
- マザーボード……約19,000円
- メモリ……約8,000円
- SSD……約24,000円
- PCケース……約16,000円
- 電源ユニット……約13,000円
- CPUクーラー……約6,500円
- 合計……約120,500円
※参考:『PC自作・チューンナップ虎の巻 二〇一六 (インプレスムック)』 P54より
3)「超ゲーミングPC」の予算見積もりおよびパーツ構成
- CPU……約50,000円
- マザーボード……約25,000円
- メモリ……約18,000円
- ビデオカード……約110,000円
- SSD……約60,000円
- PCケース……約24,000円
- 電源ユニット……約14,000円
- CPUクーラー……約13,000円
- 合計……約314,000円
※参考:『PC自作・チューンナップ虎の巻 二〇一六 (インプレスムック)』 P50より
自作PCの予算を安くする方法は?
自作PCの予算を安くする方法としては、以下が考えられます。
1)パーツのグレード(スペック)を下げる
同じパーツでもスペックが高い製品・高性能な製品になるほど、価格も高くなります。逆にいうと、スペックを下げることで、パーツにかかる費用を下げることができます。その結果、自作PCの予算を安くすることにつながります。
購入を検討している製品のスペックを見て「本当に必要な性能・機能か?」「使用目的に比べて、グレードの高い製品ではないか?」など、下位グレードの製品と比較してみましょう。
2)使用中のパーツを流用する
もしすでに自作パソコンを使用していたり、あるいは自作PCショップで購入したBTOパソコンを使用している場合、「使用中のパーツを流用する(取り外して、そのまま使う)」ことを考えてもよいと思います。
例えばPCケースや電源、HDD、SDD、光学ドライブなど、流用しやすいパーツといえます。
そうした既存のパーツを流用することで、購入するパーツを減らす。あるいは自作PCの使用目的に応じて各パーツに割り当てる予算の配分を変更する。そんな工夫をすることで、自作PCの予算を低く抑えられるかもしれません。
3)パーツのセット販売・まとめ買いを活用する
自作PCショップでは「パーツのセット販売」サービスもよく行われています。そうしたサービスを活用しパーツをまとめ買いすることで、自作PCの予算を安く抑えることもできると思います。
また、セット販売商品はショップによる動作検証済のため、パーツの相性問題による動作不具合がないというメリットもあります。
一般的には、CPU・マザーボード・メモリのセット販売が多いようです。中には、CPUクーラー・ビデオカード・HDD・SSD・光学ドライブ・PCケースなど、自作PC組み立てに必要なパーツ一式をセットにしたものもあるようです。
4)セール品をこまめにチェックする
自作PCショップでは、週ごとにPCパーツの「セール品」を販売しているところもあります。そうしたセール品の情報ページをこまめにチェックすると、購入を考えているパーツが安く販売されていることがあるかもしれません。
以上、自作PCの予算の目安と見積もりの例について、でした。
では次のページは「その他、自作PC初心者によくありそうな疑問?」です。
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