自作パソコンのメリットとデメリット
このページでは、自作パソコンのメリットとデメリットについて、自作PC初心者向けに説明します。自作パソコンのメリットとしては、「拡張性の高さ」などが挙げられます。一方で、自作パソコンのデメリットとしては,「パーツの相性問題」などがあります。いずれにしろ、自作パソコンの組み立て自体は無保証であり、すべては自己責任であると心得ておくべきです。
自作パソコンのメリットは「拡張性の高さ」
メーカー製パソコンよりも自作パソコンを選ぶメリットは、なんといっても拡張性、すなわちパーツの交換や追加(増設)が可能なことです。
メーカー製パソコンでは、パーツ増設はまず無理といえます。なぜなら、省スペース化対策として本体がコンパクト・スリム化されていることが多いから、というのがその理由。つまり、あとからPCパーツ(例えばハードディスクなど)を追加しようと思っても、パーツを組み込む場所(スペース)がない、というわけです(ただし、外付HDDを増設する、という手はありますが)。パーツの交換についても、特殊な組み込み方をしている場合もあり、市販の売れ筋PCパーツと交換することは難しいと思います。
一方、自作パソコンの場合は、PCパーツの交換や追加(増設)を容易に行うことが可能です。
具体的には、拡張性の高いマザーボードを選ぶこと。そうすれば、ビデオカード(グラフィックボード)・ビデオキャプチャーカード・サウンドカードから、HDD・SDD・DVD・ブルーレイドライブなどまで、多くのPCパーツを増設・交換が簡単に行えます(もちろん、PCケース選びも重要となりますが)。
ただし拡張性が高い分、自作パソコンは本体サイズが大きくなるのが普通です。メーカーパソコンと比較すると、より広い設置場所が必要になるでしょう。
自作パソコンのデメリットとは?
もちろん、自作パソコンにもデメリットはあります。例えば「自分でパソコンを組み立てる必要がある」「ソフトウェアをひとつひとつインストールする必要がある」など……。
以下、自作パソコンとメーカー製パソコンのメリット・デメリットを、表にまとめてみました。この表を比較しながら、それぞれのメリットとデメリットを確認してみてください。
- 1)アプリケーションや機能を選択できる。
- 2)パーツ構成が選択できる。
- 3)高い拡張性。
- 4)購入費用を抑えることが可能。
- 1)購入後、組み立てないと使用できない。
- 2)統一したマニュアル・説明書がない。
- 3)OSや各種アプリケーションを別途用意、インストールすることが必要。
- 4)統一したメーカー保証およびサポートがない(パーツごとの保証になる)
- 5)「パーツの相性問題」が発生する可能性がある。
- 1)購入後、すぐに使用できる。
- 2)マニュアル・説明書が付属している。
- 3)OSや各種アプリケーションがすでにインストールされている。
- 4)メーカーの保証およびサポートが受けられる。
- 1)不要なアプリケーションや機能が付属している。
- 2)パーツ構成が希望通りではない。
- 3)拡張性(パーツ交換・追加の機能)が低い。
- 4)購入費用が高い(値段が高い)。
ところで、自作パソコン特有のデメリットとして「パーツの相性問題」というトラブルが挙げられます。パーツ同士の相性が悪いことが原因で、せっかく組み立てたパソコンがうまく動作しない、というトラブルなのですが……
次のページ「PCパーツの相性問題」では、このパーツの相性問題について、説明をしたいと思います。
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