サウンドカード(オーディオボード)の選び方
このページの情報は古いので、近日中に更新いたします。あらかじめご了承ください。
はじめに
自作パソコンを初めて作ったときは、サウンドカード(オーディオカードあるいはオーディオボード)は未購入のため、選び方のポイントなどコメントしてませんでした(2004年4月頃)。しかし、2006年5月にサウンドカード(ONKYO SE-90PCI)をついに購入。その理由は、オンボードサウンド以上の品質の音楽再生が聴きたくなったため。けれども実際に購入してみて初めてわかったことがいろいろありました。以下はその体験を基にして、サウンドカードの選び方のコツを個人的にまとめたものです。
通常はオンボードサウンドでじゅうぶん?
現在では、標準的なオーディオ機能はマザーボードにあらかじめ組み込まれています(AC'97音源など)。いわゆるオンボードサウンドといわれるものです。そのため、通常はサウンドカードを別途購入する必要はありません。また、購入する人は少ないと思います。
通常の音声再生はオンボードサウンドの機能・性能でじゅうぶん? ではないかと個人的には思います。LINE-IN, LINE-OUT, MICといったオーディオ入出力からサラウンド再生まで備え、またPCケースのフロントパネルにも接続可能。オンボードサウンドはとても便利にまとまっているといえます。
ただし、より高品質な音楽再生を望む場合や、3Dゲームで臨場感あふれる効果音を楽しみたい! という場合には、サウンドカードを導入した方がよいといえます。サウンドの録音・再生に開発された専用パーツである以上、導入しただけのメリット・品質の向上は体感できるものがあります。
もっとも、サウンドカードを導入する際には、あらかじめチェックしておくべきポイントがいろいろあります。
サウンドカードとオンボードサウンドの共存問題
ひとつはサウンドカードとオンボードサウンドの共存問題。サウンドカードを導入すると、それまでのオンボードサウンドが使えなくなる場合があります。オンボードサウンドが無効になるか、あるいはBIOSの設定であらかじめ無効にする必要があるからです。むしろこれが普通かもしれません。
この場合、例えばフロントパネルのヘッドフォン端子が使えなくなって困るというケースが考えられます。あるいは、オンキヨーのSE-90PCIのように再生専用のサウンドカードを導入した場合に、入力はオンボードサウンドの機能を使おうと思っていたのに実際には使用できないことがわかり、ショックを受けるなど……(録音には使わなくても、サウンドカードと接続するTVキャプチャーを使っている、または使おうという場合に困る)
ある程度オンボードサウンドの機能に慣れ親しんだあとで、サウンドカードを導入した場合に、初めて気がつくデメリットもあるかもしれません。
こうしたトラブルを避けるために、サウンドカードではなくて、USB接続による外付けのオーディオプロセッサーやサウンドユニットを検討してみるのも、ひとつの方法といえます。とくにレコードやカセット、MDなどのアナログ音源をパソコンにデジタル録音するという目的の場合、むしろこのほうがよいかもしれません。
サウンドカードの相性問題(あるいはメーカーの得意分野)
サウンドカードは高価格になるほど高性能といえます。しかし、使用目的によっては、メーカーの違いにより相性問題があるようなので注意が必要です。
例えば、音楽の高品質再生が目的の場合には、オンキヨーのサウンドカード(オーディオボード)。オーディオ機器メーカーだけあって、とりわけアナログ2ch出力の音質の高さなどに定評があるようです。ただし、3Dゲームの効果音再生は苦手なようで、逆の意味で(3Dゲームには不向きという)定評があるようです。
一方、3Dゲームのためにサウンドカードを導入するという場合には、Creative(クリエイティブ)社のオーディオボードが良いといわれています(今ならSound Blaster X-Fiシリーズなど)。上位機種ではゲームモードだけでなく、音楽や映画などの高品質再生および高い録音・作曲機能を持ったものもあるようです。
もちろん、ほかにもサウンドカードのメーカーはあります。いずれにしろ、メーカーや製品によっては向き・不向きがあるということは、知っておくとよいでしょう。価格.com などで製品チェックする際にも役立つはずです。
参考ページ:サウンドカード(オーディオボード)
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