Windows 10 の3つの購入方法(パッケージ版、ダウンロード版、DSP版)

個人で購入できる Windows10 (「Windows 10 Home」および「Windows 10 Pro」)の購入方法としては、以下の3つがあります。

  • パッケージ版(製品版)の「USBフラッシュドライブ版」(32bit/64bit)
  • ダウンロード版の「オンラインコード版」(32bit/64bit)
  • ハードウェア(PCパーツ)と一緒に購入するDSP版の「紙パッケージ版」(32bitまたは64bit、別々のDVDメディアでの提供)

以下、この3つの違いを簡単に比較してみます。

32bit版と64bit版

Windows 10 には、32bit版と64bit版の2つがあります。「USBフラッシュドライブ版」「オンラインコード版」ではこの両方が含まれており、選ぶことができます(つまり、インストールして使えるのは、どちらか一方のみ)。

一方、DSP版の「紙パッケージ版」は、32bit版と64bit版が「別々の商品」として販売される形になっています。ただし現在では、64bit版Windows10をインストールするケースが一般的、と思います。

※注:Windows 10 32bit版と64bit版の違いなどについては、後ほど説明します。

販売価格

Windows 10 の販売価格については、基本的には、DSP版Windows 10 が一番安く購入できます。例えば、ドスパラのOS販売ページを見てみると、64bitのDSP版(USBカードとのセット=パーツバンドル版)は、Windows 10 Home日本語版(USBフラッシュドライブ版。32bit&64bit)よりも約1,000円ほど安くなっています(注:2015/12現在)。

※しかし、アマゾンでは逆にDSP版のほうが高くなっているようです。取り扱い店舗・Webショップによって価格差が異なっているようです(参考:アマゾンで「windows10」を検索した結果

使用条件

ただしDSP版は「セットのPCパーツを組み込んだPCにインストール可能」という使用条件があります。言い換えると「セットのPCパーツを組み込んだPCにしか、インストールしてはいけない」という制限があるのでご注意を(ただし多くの場合、再利用が可能な「USB増設PCIカード」とのセット販売のようなので、それほど気にする必要はないかも? です)。

一方、「USBフラッシュドライブ版」「オンラインコード版」は単品購入が可能。そして使用条件も「OSが入っていないPCや、Windows7より前のOSの方でもシステム条件をみたしていれば利用可能」。つまり新規・アップグレードいずれでも利用できる、ということになります。

なお、ダウンロード版の「オンラインコード版」は、オンラインコード(Windows 10 プロダクトキー)のみの提供となっています。コードを入手した後、マイクロソフトのページにアクセスして、Windows 10のデータをダウンロードで入手。インストール時にコードを入力するカタチになります(参考:Windows 10:ソフトウェアのダウンロード(マイクロソフトのページ)

Windows 10 購入方法のまとめ

少しでも安く購入したい……という方は、DSP版を選ぶと良いでしょう。一方で、DSP版の使用条件が気になる……という方は、パッケージ版(製品版)やダウンロード版を選ぶと良いでしょう。

※ちなみに、以前のWindowsにあった「通常版」「アップグレード版」という分類は、なくなっているようです。新規インストールや再インストール、クリーン インストール、アップグレードインストールなど、上記の製品1つで行えるようです。

では次は、「Windows 10 の移行時の注意点(インストールまたはアップグレード)」です。

最新OS 人気・おすすめピックアップ:

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【32bit/64bit同梱】Windows 10 Home
日本語 USB FLASH Driveパッケージ(KW9-00382)
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DSP版 Windows10 Home
USBカードセット
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DSP版 Windows10 Pro
USBカードセット
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【64bit】 Windows8.1 Pro Update
日本語版 DVD(DSP)※単体購入可
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【64bit】 Windows7 Professional SP1
日本語版 DVD(DSP)※単体購入可
ドスパラのOSコーナーより(2016/02/15更新)

おすすめの「Windows 10」入門書・参考書・マニュアル

【書籍】Windows 10 vs Windows 8.1/7 操作・設定比 較ガイト

Windows 10だけではなく、Windows 7やWindows 8.1を利用している人にオススメの本。Windows 10の場合、Windows 7やWindows 8.1の「あの操作・設定」は、どうすればよいのか? など、簡単に手っ取り早く調べたい・確認したい時に役に立ちそうな本。発売日が「2016/3/3」なので、Windows 10関連書籍の中では比較的、内容が新しい。

この本では、Windows 10/Windows 8.1/Windows 7 の3つのOSそれぞれについて、電源操作、[スタート]メニュー(スタート画面)、アプリ起動、タスク切り替え、通知表示、コマンドの実行、ファイル操作、アプリの管理、デスクトップの各種設定、キャプチャー、システム確認、言語設定、Bluetoothペアリング、ネットワークの確認、アカウントの管理などの操作や設定を解説している。


【書籍】できる大事典 Windows 10 Home/Pro/Enterprise 対応 (できる大事典シリーズ)

初心者から上級者までオススメの、Windows10の入門書。標準Webブラウザとして追加された「Microsoft Edge」や、音声でパソコンを操作する「Cortana」といった最新機能を含めた、Windows 10のすべての操作・機能をを1冊にまとめた本。

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発売日が「2016/2/25」なので、Windows 10関連書籍の中では比較的、内容が新しく、最新情報が掲載されているといえる。「電子書籍版」の無料ダウンロードサービス付き。


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