PCパーツの相性問題

このページでは、自作パソコンの組み立てにおける「PCパーツの相性問題」について、自作PC初心者向けに解説します。「PCパーツの相性問題」の定義からその具体例、保証の問題、回避する方法などについて、それぞれ説明しています。

自作パソコン特有のトラブル:「PCパーツの相性問題」

PCパーツの相性問題」とは、自作パソコンの組み立てにおけるトラブル・失敗として、もっとも心配される問題の1つです。

PCパーツの相性問題とは、「個々のパーツは不良品ではないのに、組み合わせてみると正常に動作しないトラブル」のこと。それぞれのパーツがさまざまなメーカーから販売されているため、このような問題が発生する場合があるようです。

PCパーツの相性問題の例

PCパーツの相性問題の例としては、マザーボードとの組み合わせで「メモリの相性問題」「ビデオカード(グラフィックボード)との相性問題」などが挙げられます。具体的には、PCが正常に起動しない、あるいは動作しない、または画面表示がおかしい……といったトラブルです。

また、特定のOSやソフトウェアとの相性が合わないというトラブルもあるようです。例えば(古い例ですが)、あるビデオキャプチャボード(TVキャプチャーまたは地デジチューナー)の場合、最新のWindows OS(Windows 7やVista)では問題なく録画できるのに、XPでは録画に失敗するというトラブルが多い……らしい、といった問題です。

PCパーツの相性問題は原則、保証の対象外

PCパーツの相性問題では、基本的に保証が受けられないと思ってください。すなわち、購入したパーツの無償交換・返品などはできない、ということです。というのも、パーツそのものには問題がないからです。

ただし、同一ショップでまとめ買いした場合には、そのショップで「パーツの相性を保証」してくれる場合(無料の会員サービスあるいは有償の保証サービス。ほかの商品への差額交換など)もあるようです。自作PC初心者の場合は、そうしたパーツの相性保証(交換保証)を利用することも考えた方がよいでしょう。

具体的には、各ショップの「保証規定」や「相性保証サービス」などをチェックしてみて下さい(例:ドスパラの相性保証)。

PCパーツの相性問題を避けるには?

PCパーツの相性問題を避ける方法としてオススメなのが、事前の情報収集です。具体的には、価格.comの口コミ情報などを見て、購入予定のパーツに関する情報を調査しておくこと。そうすれば、かなりの確率でPCパーツの相性問題を防止・回避できることと思います。

PCパーツの相性問題が起きる確率は?

実際のところ、PCパーツの相性問題に出合う確率はそれほど高くないと思います(幸い、個人的には未経験なのですが)。それだけに運悪くPCパーツの相性問題を体験すると、ショックも大きいことと思います。

いずれにしても自作PC初心者の方は、自作パソコンの組み立てには、「PCパーツの相性問題」というリスクがあることだけは、知っておいたほうがよいでしょう。

自作パソコンの組み立ては「自己責任」

結局のところ、自作パソコンの組み立ては「自己責任」ということになります。もちろん、パーツ自体にはメーカー保証あるいはショップの保証があります。しかし、PCパーツの選び方からパソコンの組み立て作業は、すべて自己責任となります。

パソコンの組み立て作業中にうっかりパーツに傷をつけてしまったり、あるいはせっかく組み立てたパソコンがPCパーツの相性問題で動かないことが判明したとしても「運が悪かった」と受け入れるぐらいの覚悟が必要……ということは理解しておきましょう。

では、次のページは「自作パソコンの組み立てに必要なPCパーツは?」です

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