ベアボーンとは?

ここでは、ベアボーンの基礎知識を説明しています。ベアボーン(またはベアボーンキット)とは「半完成品の状態で売られているPC」のこと。これを利用すれば、ノートパソコンあるいはキューブPC、そして家庭用ゲーム機並みの小型化を実現したいわゆる「ミニサイズPC」「小型PCベアボーン」、手のひら大サイズの「ミニPC」「超小型PC」など、ユニークなパソコンを自作することができます。

ベアボーンとは「半完成品状態」のPC

組立キットの一種として「ベアボーン(bare bone)(またはベアボーン・キット)」というものもあります。ベアボーンとは、半完成品の状態で売られているパソコンのこと。通常は「PCケース、マザーボード、電源などがあらかじめ組み込まれた状態」となっています。

ただし、パソコンとして完成させるためには「OS、CPU、メモリ、ハードディスクなどを別途購入・追加する必要がある」というわけです。

ベアボーンの魅力は、やはりそのユニークさにあります。半完成品のため、独特の機能や形状をもったものが多いのです。例えば、キューブ型ベアボーンキットは、その代表。ほかにも、家庭用ゲーム機並みの小型化を実現したいわゆる「ミニサイズPC」「小型PCベアボーン」などがあります。

また近年では、手のひら大サイズの「ミニPC」「超小型PC」と呼ばれるベアボーンもあります。これはインテルの超小型PCフォームファクター(規格)「NUC(「Next Unit of Computing」の略)」に対応したベアボーンです。

ノートパソコン、キューブPCの自作もベアボーンで

自作パソコンといえば、通常はデスクトップ型PCのこと。しかし、ベアボーンキットを利用することで、ノートパソコンやキューブPCの自作が可能です。そう、ノート型ベアボーンやキューブ型のベアボーンを利用することで、自作ノートPC、自作キューブPCを組み立てられるというわけです(詳しくは「自作ノートパソコンの作り方について」「キューブPCの作り方について」を参照のこと)。

マザーボードの交換も可能なベアボーンキットも

ベアボーンは基本的には一体型PC本体のため、マザーボードの交換(換装)はできません。しかし、メーカーによっては「Mini-ITX準拠」のシャーシ(ボディ)を採用することにより、Mini-ITXのマザーボードなら交換可能というキューブ型ベアボーンを販売しているメーカーもあるようです。

ユニークなPCが欲しい人にオススメ

半完成品のため、「ベアボーンキットは自作パソコンの初心者におすすめ」とするマニュアル本もあります。しかし、やはり自作パソコン初心者がベアボーンキットからスタートする例は少ないでしょう。ただ、ユニークさで人とは違ったパソコンを自作したい! という方には、ベアボーンはオススメといえます。

なにはともあれ、パソコンの自作にベアボーンキットを選ぶ場合は、OS、CPU、メモリ、ハードディスクなどを購入・追加する必要があるということを覚えておき、何が足りないパーツなのかを必ずチェックするよう気をつけてください。

最新ベアボーン 人気・おすすめピックアップ:

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ASRock Beebox N3000-4G128S/W
( CPU:Intel Celeron Processor N3000 / 対応出力:HDMI×2/DisplayPort×1 )
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ASRock Beebox N3150-4G128S/B
( CPU:Quad-Core プロセッサ N3150 / 対応出力:HDMI×2/DisplayPort×1 )
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Intel NUC6I5SYH
( CPU:Intel Core i5-6260U / 対応出力:HDMI×1/Mini DisplayPort×1 )
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GIGABYTE GB-BSi5HA-6200
( CPU:Intel Core i5-6200U / 対応出力:HDMI×1/Mini DisplayPort×1 )
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Shuttle DH170
( CPU:LGA1151対応CPU(TDP65W迄) / 対応出力:HDMI×1/DisplayPort×2 / Mini PCI Express:1 (ハーフサイズ) )
ドスパラのベアボーンキットコーナーより(2016/07/16更新)
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